No.819『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』


頭を打って目を覚ましたら、美女に大変身!?

人生再出発を応援するポジティブ・シンキングな
正統派にして、近年最高のラブ・コメディ―。



No.819『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』.jpg



【原題】
『I FEEL PRETTY』
【製作年】
2018年
【製作国】

【本編分数】
110分
【ジャンル】
コメディ
【監督、脚本】
マーク・シルヴァースタイン
アビー・コーン
【出演】
レネー:エイミー・シューマー
エイヴリー:ミシェル・ウィリアムズ
イーサン:ロリー・スコヴェル
グラント:トム・ホッパー
メイソン:エイドリアン・マルティネス
マロリー:エミリー・ラタコウスキー



[やっぱり的・評価]
総批評=10/10
ストーリー展開・構成(★★★★★)
キャスティング・演技(★★★★★)
スタッフ製作(★★★★★)
映像クオリティ(★★★★★)
音楽面(★★★★★)
演出力(★★★★★)





≪モンタのReview!≫
~久々に観る正統派ラブ・コメ!~
体型にコンプレックスを抱える女性が、頭を打ったことで美女に生まれ変わったと勘違いから始まるポジティブライフを描いたコメディ。
メガホンを取ったのは「25年目のキス」「そんな彼なら捨てちゃえば?」の脚本家マーク・シルヴァースタインとアビー・コーン。
近年稀に見るくらいの正統派ラブ・コメに仕上がっており、こういうのを待ち望んでいた!と太鼓判を押す良作です。


誰もが悩みを持つ自分の欠点ととことん向き合うストーリーだけに共感を覚えるのは当然ながらも、良い意味でこのご時世にこういう題材をまだ扱おうとする製作陣の意気込みを大いに買いたい。
生まれ変わった別人の姿に変貌して物語を進めていくとか、ファンタジックな要素を一切絡めることなく、主演のエイミー・シューマーの持ち味ひとつで、人生いつでも自分の意志で変われることの定義を示したのはすごいことだと思います。


レネーが激変してから、演じたエイミーが自分の姿を鏡で見てうっとりしたり、モデルのように振舞ってはモテると思いこんだりして、周りの目を気にせず、堂々としているところが可笑しくてたまらない。
イーサンと電話番号交換を勝手にしたり、水着コンテストでは激しいダンスをしたりと、誰にも止められない突っ走り方が最高です。
でも結局は、容姿とかではなく、自分の考え方や中身が一番人として大切なことを表す説得力の強さが半端なかったです。


また、レネーの友人や会社の経営者など、周りの人々も理解ある人間味に満ちた登場人物ばかりであるのも好感が持てドラマ性が豊か。
美しいルックスながらも声のコンプレックスを抱えるエイヴリー役のミシェル・ウィリアムズの好演もよく、真面目な役柄が多いだけに普段とは違ったギャップのある演技を魅せてくれて素晴らしかったです。
レネーの彼氏であるイーサンの彼女に対して最後までブレない愛する想いや甘い言葉のささやきなど、ロマンティックなムードを盛り立てているのも良かったです。


変に小難しい内容や言い回しでまとめるのではなく、ストレートに人生の再出発がいつでもできることを応援する前向きな見せ方が素敵でした。