No.824『博士と彼女のセオリー』


天才物理学者スティーヴン・ホーキング博士と
彼を懸命に支え続けた妻ジェーンとの
壮大なる夫婦の物語―。



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【原題】
『THE THEORY OF EVERYTHING』
【製作年】
2014年
【製作国】

【本編分数】
123分
【ジャンル】
ドラマ
【監督】
ジェームズ・マーシュ
【出演】
スティーヴン・ホーキング:エディ・レッドメイン
ジェーン・ワイルド・ホーキング:フェリシティ・ジョーンズ
エレイン:マキシン・ピーク
ジョナサン:チャーリー・コックス
デニス:デヴィッド・シューリス
ブライアン:ハリー・ロイド


[やっぱり的・評価]
総批評=/10
ストーリー展開・構成(★★★★☆)
キャスティング・演技(★★★★★)
スタッフ製作(★★★★★)
映像クオリティ(★★★★★)
音楽面(★★★★☆)
演出力(★★★★☆)





≪モンタのReview!≫
~決して感動だけではなく、胸が詰まる想いにも…~
ALSを抱えた天才物理学者スティーヴン・ホーキング博士の難病との闘いと彼を支え続けた妻との絆を描いた伝記映画。

お恥ずかしくも海外ドラマ「ビッグバン★セオリー」でホーキング博士の存在を知ったくらいでしたので、数々の偉業を成し遂げただけはでなく、彼を献身的に介護した奥さんの想像を超えた苦悩があった事実にとても衝撃的でした。

難病が発覚したのが大学院生という若さであったのがまず驚きでしたし、その病状が発覚してすぐに奥さんと結婚した愛の強さにも感銘を受けました。

身体だけでなく声帯も不自由に段々となる博士の姿には胸が詰まるほどの思いでしたが、それをジェーンが黙々と彼が困らないように懸命に介護する思いやりに何とも言えない気持ちになりました。

作品の見せ方として、博士が難病と闘い、それでも負けずにブラックホールの説を打ち立てていく半生のドラマを見せる中で、妻ジェーンとの夫婦としての在り方を捉えたラブストーリーにもなっており、すごく人間力に満ちた内容となっていました。

声を失った博士がジェーンとの夫婦の形に一線を引いたあの切なくも哀しすぎる決断のシーンは観ているこちらまでもが苦しい想いになりました。

博士の仕草や表情をあまりにも自然な様相で、完璧に役になりきったエディ・レッドメインの演技力の凄まじさには恐れ入りました。

また、女子大生から夫を支えていく妻へと変わっていくフェリシティ・ジョーンズの繊細な役作りにも賞賛の他ありません。